ピコレーザー（ピコシュア）の効果と美容効果

ピコレーザーは、肌のくすみの改善や美白、シミ・肝斑・そばかすやタトゥー除去などの幅広い悩みに使われている医療機器です。従来のレーザーでは治療が困難なシミや、カラフルな刺青などの除去を可能にしました。照射されるレーザーのパルス幅が短く、弱い出力で照射される為、周囲の組織への熱影響が少なく、炎症後の色素沈着にも効果があるなど医療美学の新機軸となっています。

医療市場におけるピコレーザー機器は、Pico Sure、Pico Way、Pico Enlighten、SPECTRA PICO、PICOCAREといった多くのブランドがあります。今回は、東洋人の肌タイプに最適な人気の“ピコシュア”を紹介します。

もくじ

• 1）ピコシュアについて？
• 2）ピコシュアの効果
• 3）ピコシュアとピコウェイ
• 4）ピコシュアの副作用と痛み
• 5）ピコシュア施術の手順
• 6）病院と医師の選択

ピコシュアについて

ピコシュアの紹介

ピコシュアは、ピコ秒（1兆分の1秒）での照射が可能な革新的レーザーです。

ピコシュアは、米国の「サイノシュアcynosure社」が開発したもので、世界で初めて脱ピコ秒レーザーを発光する装置です。 ピコシュアのパルス幅が短く、光を熱に変える効果が弱くなり、光力学的効果（衝撃波に似ている）の代わりに、ピコ秒でも光の破壊効果が得られます。これまでのシミ・ソバカス・アザなどの治療での従来のレーザーは、メラニンに「ナノ秒レーザー」を照射することで熱を発生させて色素を破壊するため、炎症後に色素沈着を起こすことがありました。

今回紹介するピコレーザーは、ナノ秒（10憶分の１秒）よりもさらに短いピコ秒（1兆分の1秒）で照射することで、衝撃波の作用で色素を粉砕することができ色素沈着を起こしにくくなります。

また、肌表面だけではなく、真皮層にまで働きかけ、肌質そのものを改善することができます。

ピコシュアは、シミ・シワ・ニキビ跡のすべての分野でアメリカのFDA、中国CFDA、日本の厚労省が安全性を認証を取得しています。広い分野で認可を受けているのはピコシュアだけで、安全性と効果が認められたレーザー機器なのです。

ピコシュアの特長

シミ治療は、そのシミの特性に合わせたレーザーの波長と照射時間（パルス幅）がとても重要となります。火傷などのリスクを回避するためにも非常に短時間でレーザー照射を行う必要があります。ピコレーザーのピコ秒という極めて短い照射時間のため、従来のレーザー機器と比較して

• 熱によるダメージが少なく
• 痛みの少なく
• 少ない回数
• ダウンタイムがほとんどない

治療が可能となりました。

また、ピコシュアは、755nmの波長を使用するため、他の1064nmのピコレーザーに比べ、メラニン色素に対する吸光度が３倍と高いため、低エネルギーでも非常に効果の高い治療ができます。

ピコシュアの照射方法

ピコシュアのピコレーザーでは、シミ・そばかすをポイントで除去する「ピコスポット」、シミ・肝斑・くすみを徐々に薄くする「ピコトーニング」、ニキビ跡・毛穴・小ジワを改善していく「ピコフラクショナル」の３つの照射方法があります。

ピコスポット照射

ピコスポット照射とは、ピコ秒レーザーを用いてシミの元となるメラニン色素を破壊する治療方法です。従来のナノ秒レーザーのスポット治療とは異なり、低出力レーザーの部分照射が可能になったため、治療部位を的確・微細に破壊してより高い治療効果を発揮することが特徴です。

ピコトーニングでは、顔全体のトーンアップや色ムラ改善に適していますが、濃いシミは数回ではなかなか消えず、薄いシミになっていきます。ピコスポット照射では、輪郭がはっきりしたシミに照射することで、徐々にシミを消していくことができることです。

ピコトーニング照射

ピコトーニングとは、低出力レーザーを持続的・広範囲に繰り返し照射する治療方法です。波長が長いため、皮膚の深いところにある肝斑のメラニン色素にまでしっかりレーザーを届けることができ肝斑の改善だけでなく、シミやくすみ、炎症後色素沈着も改善させるので、肌の若返りにも効果的です。

低出力で照射することにより、徐々に薄くしていくため肌にやさしいことが特徴です。 ピコシュアは、５３２nmと７５５nmと1064nmの３波長の照射が可能です。

ピコシュアは肌にダメージを与えにくいため白斑の心配が少なくなったのです。また、施術中の痛みも軽くてダウンタイムもほとんどなく、施術後はメイクも可能です。

ピコフラクショナル照射

ピコシュアには、フォーカスレンズアレイという特殊レンズがありFOCUS照射（フラクショナル照射）を行います。レーザーで皮膚に点状の微細な穴を開けることで肌の深部にレーザーのエネルギーを届け、修復する自然治癒力により新しい肌に入れ替える治療です。肌の深部に照射するため、痛みやダウンタイムが減少します。

このFOCUS照射は皮膚表面にダメージを与えることがないため、他のピコフラクショナルのように点状出血することがありません。肌を傷つけずに、真皮のコラーゲンやエラスチンを増加させ、シワ・ニキビ跡・毛穴の開きを改善します。肌の若返りにも非常に高い効果を発揮します。

肌の若返り・毛穴の開き・ニキビ跡・小じわ改善などに効果的です。

照射方法の順番などは医師と相談しましょう。

ピコ秒について

ピコ秒とは、レーザー装置がレーザー光を照射する時間の単位で、1ピコ秒は1兆分の1秒です。従来のナノ秒レーザーの1000倍の速さです。スピードが速いので、熱エネルギーで正常な皮膚組織にダメージを与えることが少なくなります。

毫秒(ms)	1/1,000s	脱毛
微妙(μs)	1/1,000,000s	——
纳秒(ns)	1/1,000,000,000s	シミ
皮秒(ps)	1/1,000,000,000,000s	シミ·刺青·美肌

ピコシュアの効果

これまでのレーザーより格段に良くなったとはいえ、一度でシミが全部消えるということはありえません。照射方法の順番や回数などは医師と相談しましょう。

色素沈着を解消

メラニン代謝が崩れると、メラニン色素が表皮内に蓄積され。シミやソバカスができます。これを色素沈着といいます。シミは肝臓表面の模様に似ていることから肝斑（かんぱん）ともいわれます。

シミ・色素沈着には様々な種類があり、皮膚の浅い層にあるものと深い層にあるものとにわかれます。医療レーザーが色素に作用できるかどうかは波長の長さが関係します。ピコシュアはメラニン吸収効果の755nmの波長を持っていて、メラニン色素に反応しやすく、集中的に働くので、シミ・そばかすをピンポイントで効率よく除去することが可能です。

太陽のシミ、年齢によるシミ、そばかす、頬骨のシミ、あざ、メラノサイトのシミの除去に適用可能です。

肝斑の効果について

肝斑の治療は、ピコシュアなどのピコ秒レーザー治療ではあまり効果がありません。 肝斑の原因は主にホルモン分泌、後天性の外見、疲労などが関係していますが、肝斑の患者さんにはピコ秒レーザー治療だけでは対応できません。

肌の色度合

治療中にピコシュアによって放出される550psのパルス幅は、各レーザーエネルギーを放出し、すべてのエネルギーが放出される前の非常に短い期間だけ肌にとどまり、時間が非常に短く、エネルギーが非常に高いので、ほこりのような顔の不均一な色素沈着を分解し、体の外に代謝し、痕跡を残さず、明らかな炎症反応もなく、ピコシュアがすぐに動作した後でも、顔の皮膚にはほとんど変化がありません。

ニキビ跡の改善、毛穴の最小化、シワの改善

ピコシュアは、FOCUS照射（フラクショナル照射）ができるハンドピース（特殊なレンズ）があり、レーザー・エネルギーを集中させ、コラーゲンやエラスチンの生成を促したり、毛穴を引き締めたり、小じわを解消したりという効果が期待できます。

皮および真皮を傷つけずに、焦点を形作りエネルギー照射、新しいコラーゲンを刺激し、皮膚の若返り効果を達成するために大きい気孔、細い線の問題を、改善します。

多色彩のタトゥーの除去について

ピコシュアは３種類の照射が可能で、その汎用性の高さから、ターゲットが非常に早く光源を吸収し、色素が膨張して粒子になって吹き出し、周囲の皮膚の残りの部分へのダメージが少なくなります。

ピコシュアは、従来のレーザーで除去しにくかった色素を粒子レベルで粉砕することができるので、あらゆる色のタトゥーを除去することができます。また従来のレーザー手術に比べて、肌に対するダメージも少なく、傷の回復サイクルが短縮されます。

ピコレーザーに向いている人

• 刺青を除去したい方
• そばかす、黒点、白癬、あざ、日焼けシミ
• くすみや肌色のムラを改善したい方
• 小じわを消したい方
• 大きな毛穴の目立ちを改善したい方
• キメの細かい肌を取り戻したい方
• ニキビ跡や顔の傷を改善したい方
• これらメラニントラブルを抱えている方に向いています。

ピコシュアとピコウェイ

ピコシュアは、米国ではFDA、中国ではCFDA、日本では厚生労働省から良性の色素病変（シミなど）の治療やタトゥーの除去などで承認されている唯一のピコ秒レーザー機器です。 ピコウェイは、米国ではFDA、日本では厚生労働省が承認されていますが、中国厚生労働省ではまだ承認していません。

——	皮秒Picosure	超皮秒Picaoway
会社	サイノシュアー社	̪シネロン・キャンデラ社
波長	532nm，755nm ，1064nm	532nm，1064nm
パルス幅	550ps-750ps	300ps
スポットサイズ	2.0-6.0mmzoom、6,8,10mm fixed	2-10mm
作用原理	光学力学的原理	光声效应
效果	表皮色素斑痣，痘痕，洗纹身，除皱嫩肤	纹身，深层色素(太田痣，胎记，红眉)去痘印痘坑

ピコシュアの利点

• 高性能の調節可能な焦点レンズを装備。
（６種類のスポットサイズ：2.5mm、2.6mm、2.7mm、2.8mm、2.9mm、3.0mmを提供する）
• レーザーエネルギーを強度の２０倍まで高めるハニカムレンズ（フォーカス）
• コラーゲンやエラスチンの増加を開始するLIOB（レーザー誘起光破壊）効果。
• ピコシュアは、1回のセッションで複数の肌トラブルに対処することができ、従来の1回のレーザー治療よりも大幅に効果的です。
• 1台の機械で複数の問題を解決できる機能を持っている。

ピコシュアのメリット

• 肌に与えるダメージが少ない。

ピコ秒で照射されるレーザーの波長やパルス幅（速さ）、照射サイズなどアプローチしたいメラニン色素の度合いや深さなどに合わせて狙ったシミにレーザーを調節することが可能です。周辺組織の影響も考えてレーザーを調整できるため、肌に与えるダメージを減らせます。

• 少ない回数で高い施術効果が期待できる。

広範囲に照射したあとでも日を置かずスポット的に照射できること、点状に絞った光線を深部に届けられることが、ピコレーザーの特徴です。効率的に照射することで施術回数を少なく抑えられるうえ、高い施術効果も期待できます。

• 施術後のダウンタイムがほぼない。

肌表面ではなく深部にエネルギーを届けることから、施術後のダウンタイムが少なく、シミ治療などでは仕事（接客業など）や日常生活に大きな支障をきたす可能性は低いです。

ピコシュアのデメリット

• 施術費用が高額になる可能性。

ピコレーザーの施術料金は、レーザーの照射回数や照射範囲で決まります。スポット照射の場合は照射範囲で費用が変動するため、照射範囲が広いと料金が高くなる可能性があります。顔全体に照射する方法とスポット的に照射する方法のどちらが自分に合っているのか、予算も含めて担当医と相談しましょう。

• 施術中に痛みを感じることがある（個人差あり）。

痛みに敏感な方は、ピコレーザーの照射時に痛みを感じることがあります。ピコレーザーの痛みは、チクチクする程度の刺激です。

• 術後に施術部分が目立つ場合がある（個人差あり）

すべての人に生じるわけではありませんが、施術後にブツブツの赤みや皮膚の盛り上がり、出血するなどの場合があります。いずれの症状も一時的なもので、時間が経てば治まります。

ピコシュア(Sanosoo)が人気の理由

• 安全性。
ピコシュア(Sanosoo)は、良性の色素病変（シミなど）の治療や刺青の除去などを目的として、米国ではFDAとCFDAの認証を、日本では厚生労働省の認証を取得している唯一のピコ秒レーザー機器です。医薬品、食品、生物学的製剤、化粧品、動物用医薬品、医療機器、診断薬などの管理はFDAが担当しており、この認証を取得した製品は厳しい審査を通過しています。
• 効果性。
ピコシュア(Sanosoo)は755nmのアレキサンドライトレーザーを利用しており、世界初のピコ秒(ピコ秒)はQレーザー1064nmと従来のナノ秒(ナノ秒)の7倍の速さで、ピコシュア(Sanosoo)の755nmレーザーはメラニンの吸収に非常に効果的です。
• ハニカム技術保有。

従来のピコ秒1064nmレーザーまたは他のフラクショナルは、ハニカムレンズを持っていないため治療効果と安全性と副作用は非常に不安定の可能性があります。 ハニカム技術は、傷なしで表皮を保護することができ、副作用が大幅に削減され、治療後の腫れも少なく、回復速度は非常に高速であり、通常、回復するために数時間であり、メイクアップの完了後、いつものように仕事に行くことができます。

中国と日本のピコシュア施術の相場比較

中国でのレーザー施術の価格は3,000～6,500元です。ブランドや器具の種類、施術回数、色素沈着の種類などの施術モードによって価格が異なります。

日本でのピコシュア相場は全顔1回9,800円～70,000円です。

また、日本美容医療機関の中には多色タトゥーの料金が高いところもありますので、各医療エステサイトに掲載されている料金を比較検討してください。

ピコシュアの副作用と痛み

ピコシュアの副作用

毛穴、ニキビ跡、肌の若返りの治療のためのハニカム皮膚科？では、施術後に短期的な灼熱感のある痛み、腫れ、皮膚の色素沈着や美白が失われることがあり、まれに照射部位の色素沈着が起こることがあります。 外用薬の使用で改善が期待でき、3～6ヶ月で色素沈着が治まります。 より多くの副作用が発生した場合は、主治医に相談してください。

ピコレーザーに向いていない人は

• 敏感肌の人。
• 光アレルギーの人。
• 妊婦さん、授乳中の方。
• 治療部位に金線や金属が埋め込まれている場合。
• 治療部位の皮膚病、感染症。
• 発作の既往歴のある方。
• 糖尿病、高血圧、心臓病などの既往歴のある方。

ピコシュアの痛さ

敏感な部分では輪ゴムが跳ねているように感じることもありますが、治療はあっという間に終わり、痛みは全く我慢できます。ピコ秒レーザーは、光音響作用により皮膚トラブルの原因物質を破壊するため、非ピコ秒レーザーよりも痛みが少なく、周囲の組織へのダメージが少ないのが特徴です。痛みが気になる場合は、麻酔クリームで痛みを和らげることができます。

また、周囲の組織へのダメージが少ないため、ダウンタイムがほとんどありません。施術後2～3日後に赤みや腫れが出ることがありますが、メイクで隠すことができます。

手術後の回復サイクル

• 手術の翌日：翌日には、治療部位にわずかな赤み、熱さ、痛みがありますが、これらは正常です。 約12時間で色褪せてしまい、普段の生活に支障はありません。
• 2日目：２日目は患部をこすらずに優しく洗顔します。
• かさぶたが出来た場合

ピコ秒レーザーの中にはかさぶたができないものもあるので、もしできてしまった場合は剥がさないでください、通常は3～7日で自然に落ちます。

刺青を洗った場合は、除去治療の回復期間中に軽い腫れや痛みが一時的にあります。扱われた区域の一時的な深い色素沈着などケースによって回復期間が異なりますので、詳しくは面談時にご相談ください。

ピコシュア施術の手順

ピコシュア施術の流れ

• 医師とのカウンセリング。 治療内容、頻度、費用などの説明・術後に考えられる状況の解説など。
• 麻酔について 麻酔は、処置項目や皮膚の状態ごとに変わります。
• 処置の時間：30-45 分。
• 施術後：傷口を保護するために軟膏を施術部位に塗布します。

ピコシュアの術後注意点

• 施術後保湿製品の使用、保湿効果のマスクなどオスメス。
• 施術した部分を強くこすらない。
• 治疗部位出现薄结痂，要搭配药膏涂抹，促进修复。
• 紫外線を避ける。
• 辛さなど刺激はなるべく避けましょう。
• メイクやスキンケア方法は担当医のアドバイスに従い、トラブル時は早めに相談することをおすすめします。

治療回数について

ピコシュアスポット除去は、臨床的には約1～6回の治療が推奨されており、各治療の間には約4～6週間の治療が行われます。シミの状態や成長の原因によって、施術（ピコ秒数やシミの取り方）が異なります。

お肌の状態や求める結果に応じて、適切なセッション数とエネルギー調整を行います。刺青は回復具合によって色や濃淡、施術回数が異なります。通常、入れ墨の小さな部分は、半年間で1～6回のセッションで浄化することができます。

ピコシュアと他の治療項目の相性

皮膚の水分補給、または経口または外用薬を組み合わせた、iontophoresisとelectropeacementなど他の経皮導入の複合治療により、回復が速くなり、効果を向上させることができます。

病院と医師の選択

シミには多くの種類（年齢によるシミ、そばかす、肝斑、日焼けでのシミなど）があり、原因や症状も異なります。 そのため、シミの治療で最も大切なことは、どのタイプのシミなのかを診断し、専門の病院に行って治療を受け、医師の指導のもとで正しい方法を選択してください。

正規の医療機関：シノージャの公式サイトに掲載されていますhttps://www.cynosurechina.com/。